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ジャパンブルー 遠州藍染め

こんにちは。代表の大高旭です。

ジャパンブルーと呼ばれる藍染め、当店のある浜松市でも数軒の工房が藍染めを続けています。

その染め物屋さんは紺屋(こんや)さんと呼ばれ、藍染めを専門に行う工房になります。

藍染めの染料は藍甕(あいがめ)と呼ばれる壺に入っており、甕の中に糸を何度も漬け込んで深い藍色を出して行きます。

こちらはTシャツなどボリュームの小さいアイテムを染める時に使用する藍甕です。

糸を染めるのはかなりの重労働になりますので、普段は機械を使って糸を絞っています。

藍は染料が酸化して藍色に見えてきますが、当初は緑がかった色になります。
何度も繰り返し漬け込む事で、だんだんと藍色が顔を出してきます。

更に同じ作業を繰り返し、深い色を出して行きます。

その後、時間をかけて乾燥させ色を安定させます。

当店が扱う藍染めは色落ちをします。
白物と一緒に身に着けると色が移りますし、洗濯の際も同じです。

ただ永く使い込むことで徐々に色が変化し、色落ちが安定して来ます。
その過程が好きで、今でも多くの藍染めファンがいます。
※藍をつくる過程によっては色落ちのしない(本物・本質の)藍染めもありますが、
 商品価格がそれなりになる為、当店では扱っておりません。

当店での取扱い数はまだ少ないですが、小幅の反物は祭り用品や雑貨として、
刺し子糸は刺し子用はもちろん洋服や雑貨などに使用してもらっています。

刺し子糸は薄~濃い藍まで5色に染め分けて藍色を楽しんでいただけるように考えました。
実際に見てもらうと、その美しさに気付いていただけると思います。

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