メディア掲載
【メディア掲載】中日新聞2025年7月16日|NPO法人 遠州縞プロジェクト

2025年7月16日 中日新聞15面 浜松市民欄に、NPO法人 遠州縞プロジェクトについて掲載いただきました。
遠州縞プロジェクトの発足は、2004年になります。
当時、「遠州綿紬」を大切にし今後の継承について危惧されていた女性4人により立ち上がりました。
2004年は、当社(ぬくもり工房)が設立される以前となり、浜松市内で唯一 当社の前身となる大幸(株)でのみ取り扱っていました。
大幸(株)は、「遠州綿紬」の産元問屋として1966年に、初代 大高敏明によって創業。
当時1500軒以上あったとされる機屋(織屋)さんから生地を仕入れ、全国に販売する問屋業でした。
織れば織っただけ生地として売れていく時代でした。
その後、2代目 大高茂明の時代には需要減と共に機屋さんの軒数も減少していきます。
3代目 大高旭が大幸(株)に入社したのが2005年。
「遠州綿紬」を織ることができる小幅織機を有する機屋さんは40軒ほどでした。
弊社代表の大高は、遠州縞プロジェクトの存在を聞き、活動に参加することになります。
その後、2006年4月に「遠州綿紬」の販売に特化した今の会社を立ち上げ独立します。
2016年には、遠州縞プロジェクトに参加するメンバーが増え、NPO法人化をしました。
弊社の活動とは別に、「ぬくもり市」と題した大イベントの開催、浜松市・湖西市・磐田市の小中学校や高校から呼ばれ、多くの職業講話も行ってきました。
業界全体の状況は厳しいままですが、この20年間で多くの仲間が増え、「遠州綿紬」を取り扱う企業や個人作家さんの活躍もあり、地域資源としての地位を確立してきました。
2025年8月、立ち上げ20年を迎えたNPO法人 遠州縞プロジェクトは、その役割を終えたとメンバー総意で解散が決まりました。
この20年を振り返る会を取材いただきました。
